Q&A
1. クウェストに住宅を依頼した場合、工事費はいくらかかりますか。
一番多い質問です。工事費は建物のグレードや工法によって大きく異なりますので、簡単に答えるのが難しいのですが、これまでの当社の実績から統計的な目安をお話しします。
仮に木造で2階建て、延べ面積30坪(100㎡)の平均的な工事費は約2,700万円(税別)。
坪単価は約90万円程度。RC造では約4,200万円(税別)程度で坪単価は140万円になります。
これは大手住宅メーカーで提示される本体価格ではなく、ある程度必要な付帯設備が入った金額です。
もちろん3階建てになると基礎工事が割高になったり、逆に規模が大きくなれば坪単価は低くなるので、個別にご相談くだされればもう少し具体的な金額を算定できます。
2. 設計料はいくら必要なのですか。
ご存じのように、耐震偽装事件を契機に、国交省の指導で確認申請や現場検査のための作業量が膨大になりました。
最近では、瑕疵担保保険の申請手続きを始め、長期優良住宅の申請や検査立会いなども設計業務に付加されています。したがって、これらをすべて含めると、当社の設計監理料の目安は工事費の7%から8%程度となります。
3. どこまで無料で相談できますか。
原則として設計監理契約を交わすまでは無料です。
土地の探し方や住宅ローンの選択についてもご相談に乗っています。
これまで130棟に近い住宅を手掛けていますので、きっとお役にたてるアドヴァイスができるものと自負しています。
設計については、最初にお客さんの要望や条件を聞いた上で、敷地を調査し、基本構想を練ります。
数週間後に大まかな配置計画や間取り、外観のイメージを添えて基本案を提示します。
概ね気に入っていただいたお客さんには、さらに細かい要望を確認しながらこの基本案を修正し、具体的な図面や簡単な模型を提示して検討を重ねることになります。これを二三度繰り返して、ほぼプランが固まった段階で設計契約をお願いすることにしています。
4. クウェストに住宅建設を依頼した時のメリットは何ですか。
本来、主たる業務が建築設計ですから、いつも施主の立場で物事を考えています。
超高層ビルや都市ホテルの設計監理を数多く経験していますので、技術力とセンスには少なからず自信があります。
そのノウハウを駆使して、当社を選んでくれたお客さんを全力でサポートしたいと考えています。
また過去に、いくら設計に尽力しても施工レベルが伴わない苦い経験をした結果、自社で専属の職人集団(チームクウェスト)を結成していますので、常に質の高い建物を提供できます。
さらに、施工監理や職人の手配なども設計監理業務の一環として行っていますので、一般の工務店やホームビルターが必要とする営業経費や会社経費が当社の場合は少なくて済みます。
その浮いた経費分が、材料費や職人の手間に廻り、他に真似が出来ない上質な作品に仕上がるのです。
5. 土地探しも相談できますか。
土地から購入してマイホームを実現される方は、「土地探しに費やすエネルギーが過半を過ぎている。」といっても過言ではありません。住むのは「家」ですから、建物になるべく予算をかけるためには、「土地」をうまく買うことは鉄則なのです。不動産会社の口車に乗せられ、高い土地を買ってしまい、あげく建物に予算が回らず、残念な結末になる建て主を何人も知っています。
よって、これまでの多くの事例から「失敗しない土地選び」の極意を伝授します。
当社は不動産仲介会社ではないので、土地の紹介はプロではないのですが、よい土地が見つかった場合、時々、自社で購入して良質な分譲住宅を手掛けています。したがって、日頃からエンドユーザーの目に留まる前の安価な土地情報が多く寄せられるので、ご紹介できるチャンスもあるのです。
6. SE構法について教えてください。
都心の住宅地では、3階建の住宅を希望される方が多く、その点で構造的にも信頼性が高いSE構法を積極的に採用しています。
今では全国で年間1,000棟を超える供給実績のある(株)NCNも30年程前は都内に施工事例も稀な新しい会社でした。
親会社と縁があり、理念にも賛同して当社が協力して建てた住宅の竣工写真は、草創期のパンフレットを飾っています。
これまで当社はSE構法による住宅を40棟ほど供給していますが、新潟中越地震や阪神大震災でも実証された耐震性を誇る構法といえども弱点はあります。
当社では、工事を重ねる中で、その弱点を補う方法を考案しています。
ちなみに、自邸もSE構法で建てています。
7. 一般にいわれる本体工事にはどこまで含まれていますか。
当社には本体工事という考え方はありません。「家」として必要なものは、ほぼ含まれているとお考えください。
別途工事としては、外構工事、解体工事、上下水道の敷地への引き込みなどです。
大手住宅メーカーなどでは本体工事価格という金額が提示されています。
全国規模で事業展開している住宅メーカーとしては、「どの家にも共通する工事範囲」を本体工事と称して、風土やその敷地条件によって左右される建物外部の設備工事一式(給水、排水、ガス)などは別途とする方法を取らねばなりません。周囲の塀や門扉、庭やテラス、バルコニーも除かれます。
他には、床暖房や冷暖房設備、照明器具、などの電化製品に類する備品も本体からは除かれます。
ところがこの本体工事の価格が曲者。後に別途工事、またはオプションとして追加される工事費を曖昧にして
「なんとなく安い」イメージを抱く顧客が多く、後で後悔することになります。
オプションに飾られた住宅展示場のモデルハウスを見て、これが本体工事費で手に入ると勘違いしてしまう方が意外に多いのです。要は「坪単価いくらです。」
という言葉に惑わされないで、実際に住めるまでにあと何が必要か、しっかり見極める必要があります。
8. 工事期間はどのくらい必要ですか。
木造で2階建て、床面積30坪程度ですと、基礎工事が始まって延べ日数が約150日(約5カ月)で竣工しますが、天候の不順や盆暮れを考慮すると、余裕を見て約6カ月を予定してください。RC造の場合は、基礎工事の比重が大きくなることと、コンクリートが固まる養生期間が必要ですので2カ月増しとなります。
9. どの地域まで工事が可能ですか。
設計監理の仕事は国内どこでも可能ですが、チームクウェストとして専属の職人が施工できる範囲は首都圏になります。
具体的には東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県の範囲です。
それ以外は、地方都市にある建設組合から信頼できる優良工務店を3社程度推薦してもらい、競争入札と面接を行ってから施工を依頼しています。これまでのところ、推薦を受けた施工会社は今後の受注も視野に入れて、期待以上に丁寧な仕事をしてくれています。
10. 具体的な建築相談はどうしたらよいのですか。
建て替え希望の方も、土地から探したい方も、お気軽にご相談ください。
こちらからお客様のご自宅に伺う場合もありますし、事務所に来ていただいても結構です。
これまでは、毎月定期的に相談会を開催していましたが、面会時間が重なったりしてご迷惑をおかけしたこともあったので、最近は予約制としています。