広尾の白い家

JR恵比寿駅から徒歩圏にある恵まれた高台の一等地。施主のご希望は、「白をテーマにしたシンプルで上質な家」。白い外壁が美しく保てるように屋根を大きく張り出し、耐久性の高いタイル貼りの外壁としました。
往来に面した旧来の和風庭園を止めて、建物のほぼ中心にガラス屋根のある中庭を抱いた大胆な設計が、室内のどこにいても明るく、なおかつ解放感に溢れる空間を生み出しました。
半地下にガレージがある関係で、リビングとダイニングがスキップフロアーになりましたが、かえって室内空間にダイナミックな変化が生まれ、この家の特徴となっています。

リビングダイニングの基本形

竣工時の空間です。これに建主さんが個性を加えて、住宅は完成します。
床は大理石調タイル。スタイリッシュなダイニングテーブルは、当社がデザインして特注で製作しました。

外観全景

建物のメンテナンス性を重視し、広い軒の出となっています。バルコニーのタイルは、劣化対策で目地を無くしています。

玄関ホール

特注の木製の玄関ドアがひときわ目を引きます。
光庭・廊下とも床はタイル貼りでスタイリッシュな空間です。

光庭

建物の中心に吹き抜けの光庭を設けて、明るい室内空間を実現しました。
水耕栽培の樹木もたっぷりの陽光をあびて生々と育っています。

2階の通路から光庭を見る

外部の庭を建物の中に取り込んだ大胆な設計。
屋根には4箇所の天窓があり、大量の陽光が降り注ぎますが、ブラインドの調整により、暑さを感じることなく快適に過ごすことができます。

吹き抜けの2階は家族室

壁から突き出した軽快な階段を昇った2階には、家族全員が自由に過ごせるセカンドリビングが。
壁面いっぱいの本棚が喜ばれています。

ダイニングスペース

キッチンから見るダイニングテーブルエリア。お好みの椅子を置いて、来客時の対応もここが舞台となります。
高い天井の空間に大きな絵画がよく似合っています。

ダイニングキッチン

白で統一されたキッチンエリア。カウンターに選んだ珍しい大理石が存在感を放っています。この空間のために特別にデザインされた楕円のテーブルに、洗練された椅子が似合っています。

2階の家族室を見る

ソファーが置かれたリビング空間の上部にセカンドリビングがあります。
多少、物が床に散乱しても見えないため、子供たちは大喜び。

洗面室カウンター

白い大理石のカウンターとグレージュの家具が調和したスタイリッシュな洗面室。連続する化粧鏡も収納力たっぷり。
床材は素足に優しいコルクタイルを使用しています。