(余談)-とある現場で
工事が終盤にさしかかった頃、現場の左官職人から電話が入った。 「もしもし、先生。外壁の仕上げ材が20袋ばかり足りません。至急追加し...
単行本『建築家が自邸を建てた』(その歓喜と反省の物語) 第5章です。
工事が終盤にさしかかった頃、現場の左官職人から電話が入った。 「もしもし、先生。外壁の仕上げ材が20袋ばかり足りません。至急追加し...
最近売れている(らしい)「いい家がほしい」という本を買ってみた。内容は、とにかく外断熱の優位性を主張したものだったが、その第一印象...
このところ、住宅建築雑誌に、外断熱の特集が多い。そういえば、私の事務所へ住宅の相談に来られる人達の多くから、断熱についての質問を受...
私の自邸の場合、まず、屋根と同じく、大半の外壁は通りからはまったく見えてこない。道路に面した僅かな西面を除いて、周囲に建物が密集し...
屋根が決まると、次に外壁の選択となる。外壁には防火性能が義務付けられているので、従来の左官材料か工場で加工されたサイディングが一般...
昔の映画に、よく雨漏れをバケツで受けるシーンが登場するが、あのようにはっきり場所がわかって、次の日に乾いてしまうようならともかく、...
高知県の親友、太田君を思い出していた。以前話題にしたことのある彼は「土佐派の家」と称して、その地域の風土に則した独特のスタイルを確...
このところ、毎日のように建築雑誌を買い込んで、参考になる外観を探してみると、やはり瓦屋根の建物は数えるほどしか掲載されていない。最...
建築家の端くれとしては、自邸の建設は千載一遇のチャンス。これを機に、羽ばたく建築家は多い。誰からも文句を言われないのだから、自由な...
上棟してすぐに屋根を架ける。言うまでもなく、木造の大敵は水。要は木材を長く雨にさらさないことだ。とにかく降られないうちに、屋根を完...