千駄木の家
東京大学や森鴎外記念館にほど近い文教地区の高台に立地。ご夫婦が海外赴任中に買い求めたビンテージの家具たちが鎮座する落ち着きのある空間づくりが求められました。日当たりや眺望を重視して、リビングダイニングなどのパブリックエリアは最上階の三階に配置。料理にも造詣の深いご夫婦の為に、キッチンが中心のレイアウトになっています。

リビングダイニングの全景
地上三階のため、周囲に視線を遮るものが無く、明るく開放感のある空間が広がります。

ビンテージ家具のショールーム
いいものを長く使う。思い出の詰まった家具に囲まれる幸福感が。

キッチンが中心
シンプルなオリジナルキッチンは、部屋の真ん中に置かれても違和感はありません。
生活感が露出しないように、アイランドキッチンの隣には十分な広さのパントリーが配置されています。

ダイニングエリア
最も眺望の良い東南の角に、ダイニングテーブルが配されました。無垢材の一枚板で
作られたダイニングテーブルが、アンティークの家具と見事に調和しています。

存在感のある石積みの壁
大型テレビの背後には、大谷石の石積みが採用されました。仕上げ加工の違う石材の為にそれぞれの石の個性が感じられ、全体としての重厚感が増しています。


明るく広々とした階段室
下階の個室群とは吹き抜けの階段室でつながり、このために買い求めた絵画が異彩を放っています。

敢えて飾らない玄関ファサード
舗石と御影石、タイルと土壁、堅牢な素材を組み合わせ、経年変化に耐える外観を意図しています。一見ストイックな表情の建物にシンボルツリーの緑が映えています。